ホテル龍名館お茶の水本店

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ホテル龍名館お茶の水本店が位置する「神田・お茶の水」は、様々な顔を持つ地域です。JR御茶ノ水駅を降りると、目に入るのは楽器屋が並ぶ大通り。その大通りには明治大学駿河台キャンパスも面しているため、学生が多い街でもあります。さらに千代田区という土地柄、ビジネス街中心で多くのビジネスパーソンも集まります。近年、当ホテルの周辺でも再開発が多く行われており、住宅や商業施設を含めた複合施設が出来上がり、新しい街のイメージを作り出しています。また、老舗と呼ばれる街の歴史とともに歩んできた名店も数多く存在し、蕎麦や鮟鱇、洋菓子店など様々な店舗があります。今回はそんな「神田・お茶の水」の地名の由来についてスタッフがまとめてみました。

神田明神

神田

神田、お茶の水の地域名の由来は皆さん、ご存じでしょうか。当ホテルの住所は、「神田駿河台三丁目」。また最寄りの駅名は、「御茶ノ水駅」、「新御茶ノ水駅」と、お茶の名がついています。
「神田」の由来は下記のような諸説があります。
①神社を創建した真神田氏の名からつけられた。
②ご祭神・平将門命にちなんだ説として、将門公の「からだ」がなまって「神田」。
③「神田」を「みとしろ」と読ませ、伊勢の神宮に奉納する初穂を作る神の田んぼ=神田(みとしろ)から名づけられた。「神田」という地名は日本中に多くあり、③の説は多くの地域で取り上げられています。

神田明神

駿河台

駿河台の由来は、JR御茶ノ水駅前の交番そばの案内に記されています。
以下は、その案内からの抜粋です。

“高台である「駿河台」は元来、本郷・湯島台と地続きで、その南端に位置し、「神田山」と呼ばれていました。江戸に幕府を開いた徳川家康は、新たな町づくりのため、この神田山を切り崩し、江戸城の南に広がる日比谷入江(現在の日比谷公園、新橋周辺)を埋め立てました。しかし、埋め立てによって、それまで海に流れ込んでいた平川(神田川のもとになった川)の流れがとどこおり、下流で洪水が頻発するようになりました。そこで現在の飯田橋付近から隅田川まで、分流としての水路を確保し、あわせて江戸城の外堀の役目も果たす「神田川」が開削されたのです。こうしてこの界隈は、本郷・湯島台から切り離され、現在の駿河台が形成されました。
さて、家康が駿府で没した後、家康付を解かれ、駿河から帰ってきた旗本(駿河衆)たちが、江戸城に近く富士山が望めるこの地に多く屋敷を構えました。駿河衆が住んでいたことや駿河国の富士山が見えたことなどから、この地は駿河台と呼ばれるようになり、多くの武家屋敷が立ち並ぶ地域となりました。”

当ホテルの周辺は坂が多いのですが、歴史を紐解いていくと、このような地域であったことから現在に至っているのがわかります。

神田川

お茶の水

また「お茶の水」の地名の由来はユニークです。 鷹狩りの帰りに立ち寄った2代将軍徳川秀忠が、この地にあった金峰山高林寺という寺から湧き出ていた水を使ってお茶を飲んで以来、徳川家御用達の名水になったのが、お茶の水の由来とされています。以後寺の名前も「御茶水光林寺」と呼ばれるようになったとされ、江戸図屏風(えどずびょうぶ)にも描かれています。
高林寺は、水害防止用の神田川放水路と江戸城の外堀を兼ねて東西方向に掘が作られ、その北側にあったとされていますが、現在は文京区向丘に移動しております。清泉は神田川の拡幅改修によって河川敷の内になってしまい、現在はありませんが、こちらもJR御茶ノ水駅前の交番横に石碑が建てられております。この石碑には以下のようにかかれています。

“聖堂の西比井名水にてお茶の水にも
めしあげられたり
神田川掘割の時ふちになりて水際
に形残る 享保十四年 江戸川拡張
の後川幅を広げられし時 川の中に
なりて 今その形もなし
(再校 江戸砂子 より)

慶長の昔、この邊り神田山の麓に
高林寺という禅寺があった ある時
寺の庭より良い水がわき出るので
将軍秀忠公に差し上げたところ
お茶に用いられて大変良い水だとお褒め
の言葉を戴いた。それから毎日
この水を差し上げる様になり この寺を
お茶の水高林寺と呼ばれ、この邊
りをお茶の水と云うようになった。
其の後、茗渓又小赤壁と稱して
文人墨客が風流を楽しむ景勝の地
となった。時代の変遷と共に失われ
行くその風景を惜しみ心ある人達が
この碑を建てた。
 お茶の水保勝会 坂内熊治
 高林寺    田中良彰
 昭和三十二年九月九日”

また、お茶の水の湧水は江戸時代から神田川と井之頭池とは切っても切り離せない関係があるとのことで、『上水記』という水道資料によると、神田川の水源は井之頭池で徳川家康が、この湧水の良質を愛して、よくお茶をたてていたと記載されています。

お茶の水の由来
お茶の水の由来

地名の由来は、信頼できる文献で残されているものや、現在の状態を見ることで確かであると判断できる場合もありますが、中には事実が定かでないものや、また事実が全く無いという場合も少なくないそうです。「神田」については、まさに諸説があって由来が定まっていないようですね。またこの地名の由来は、「言語」・「地域」・「時代」などによってその傾向も違いがあるそうです。

地名の由来を紐解いてみると、意外に面白いものですね。地名の由来を見ることで、その土地の歴史を知ることもできます。これらの他にも、東京の地名にはそれぞれ個々の由来がございます。ホテル龍名館お茶の水本店のライブラリーには「江戸・東京の地理と地名」という本を始め、東京にまつわる本を多数ご用意いたしております。ご滞在の際は、是非手に取られてご覧になってみてください。



2014年11月25日